事例問題1

外国人甲 発明イ 
2006年11月10日 研究集会で文書をもって発表 発明イ
2007年6月29日 特許出願X(発明イ、発明ロ)出願 出願審査請求
優先権なし

答案構成
外国人の権利の享有(25条)
新規性の喪失の例外(30条)×
新規性ない(29条1項) 発明イ
進歩性なし(29条2項) 発明ロ

特許出願Xの状況を分析し、拒絶理由を列挙する。
拒絶理由(49条)の各号に順番に当てはめ記載していく。

49条該当条文 拒絶理由条文 内容 該当の有無
49条1号 17条の2第3項 いわゆる新規事項追加 ×
同上 17条の2第4項 補正前後の発明の単一性 ×
49条2号 25条 外国人の権利の享有
同上 29条 新規性、進歩性
同上 29条の2 拡大された先願の地位 ×
同上 32条 特許を受けることができない発明 ×
同上 39条 先後願 ×
49条3号 なし 条約
49条4号 36条4項1号 実施可能要件 ×
同上 36条6項 請求項の記載 ×
同上 37条 発明の単一性


特許出願Xは、2007年6月29日に出願されている。優先権主張を伴わないことより、2006年11月10日に研究集会で文章をもって発明イ